種が落ちて自生するものと、株から成長するものが有り、種類によって異なるが約5年から7年が一成長期間で、長さも場所によるが、約70メートル~200メートル延びる物も有る。
自生している籐の中は、水分が約40%~50%通っていて、切ると奇麗な水が出る。
戦争中、日本兵はこれを飲んでいたようで、あのジャングルの湿地帯の中で内臓を守ったのは籐で有るとも言われている。
現地では、一部漢方薬として使用されている所もある。
繊維質であり現在地球上で一番強いとされ、現地では大きな船を係留するトモ網として使用されている。
又、インドネシアでは乾季(4月~10月)と雨季(11月~3月)があり、乾季に伐採した籐は虫、カビが出にくい。
表皮が琺瑯質で、絶えず熱をはじく性質がある為、夏涼しく、冬はじゅうたん等を籐の上に敷いて頂くと、床下へ逃げる熱量(約30%位と言われている)を止め逆に暖かい。
★琺瑯質(ほうろうしつ)–表面が光沢のある性質で汚れ、熱等をはじき返す性質。
節が土に付き、そこから根がはえ、株わかれし成長もするが、60年に一度花が咲き、数珠の様な実がなり、その実がこぼれて、成長もする。